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2024年1月、松江高専・データサイエンス概論の授業にて、

CTOの西原が「機械による文章の分類・意図理解」を講義

弊社西原が、3年連続で米IBM社より「IBM Champion 2024 for Data & AI」の認定を受け、その活動として、松江工業高等専門学校(以下、松江高専)の情報工学科4年生向けに「データサイエンス概論」の授業2コマを特別講師として担当いたしました。

 

授業写真a

 

実際の授業の様子

 

大学、高等専門学校で基礎的な能力の向上を図るため、文部科学省では数理・データサイエンス・AI教育プログラムに認定制度を設けています。松江高専でも1-3年生でプログラムを設ける他、情報工学科4年生向けに本授業を新設され、さらなる教育の充実を目指されています。
その中で、『データサイエンス・人工知能の最新技術を学び、演習を交えてデータサイエンス・人工知能の概要を理解する』というテーマを頂戴し、2024年1月に2回、「機械による文章の分類・意図理解」をテーマに、IBM Watsonを用いてオンライン講義を行いました。初回授業は35名の学生全員が実際にWatsonを操作し、入力された文章が機械により分類されること、その分類結果を用いて自動応答を返すことを体感。初回授業の課題と2回目の授業では10チームに別れ、それぞれのチームが自動応答させたい対話をWatsonで構築しました。構築した自動応答は異なるチームがテスト、改善が必要な点を洗い出し、改善を施すという、実際のサービス開発の流れも学んで頂きました。また、授業の最後には「現在企業活用がすすむAIサービス」についても講義しました。

 

授業写真b

 

チームで作成した自動応答をテストし改善する

 

今回、学生達がチームで作成した自動応答には、人気ゲームやアニメ、競馬など趣味性の高いものから、学校の学食やシラバスについて、モンゴルの文化や観光についてなど内容は様々でレベルの高いものも。講義をおこなった西原も「AIサービスが身近になったからこそ、AIと共生し、上手に活用できる人材が島根からもたくさん出てくる」と地元への期待を大きくしていました。

 

講義終了後アンケートより

 

83%の学生がAIサービス開発に興味あり、と回答

 

 

【学生の声】

●チャットボットを作成することは複雑な操作を伴うことだと思っていたが、難しいプログラムを書く必要もなく、簡単に作成できたので驚いた。また、ゲーム感覚でできてとても楽しかった。
●今回の演習を経験し、普段⾃分の使っているチャットgpt などはかなり精度よく⾃分の意図した解答を提供してくれていることのすごさが実感できた。
●チャットボットを導⼊することで、⼈員の削減を図ることができ経費の削減が効果的にできると思った。同じような質問を何度もされるような環境であればチャットボット等のAIサービスの導⼊は確実に検討するべきだと思う。
●今回の演習で⽂末表現の違いによって、返答が返ってこなかったりしたが、それらの原因を考察、修正し実⾏した時に想定した返答が返ってきたときには達成感があり、パズルを解いているような感覚でとても楽しかった。
●⼤規模⾔語モデルのチューニングが、かなりノーコード・ユーザフレンドリーに⾏えることが分かった。またチューニングのやり⽅に苦戦したので、モデルの性能や性質を把握して意図的に⾏うことが必要だと感じた。
●AIサービスがあれば既存の業務の負担軽減や困っている⼈の役に⽴つことが できると思うので、将来的に関わっていきたいと思った。
●サービスを求めているお客様の要望に合わせて、よくある質問を様々な⾔語に対応させることで、⼈間の⼿間を減らしてより仕事をしやすい環境を作るのに役⽴てたい。
●⼈間が本業に集中でき、⼈間との分業、役割分担をするという点でとてもありがたいと感じた。
●最近の企業はAIを積極的に取り⼊れているので、実際に企業で⽤いられているAIを使った演習はとても重要な体験になった。
●会話ロボットは最近飲⾷店などでも導⼊されているのでこれからもっと⾝近なものになっていくと感じた。
●今まで学んできた情報⼯学を⽣かせる場でもあり、多くの⼈の役に⽴てる AIサービス開発に携わってみたい。
●多くの分野でAIサービス需要があるため、AI開発についてより詳しく学んでいきたいと思う。そのため、今回の授業は非常に有意義であった。

 

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