Webサイトのサイト内検索を「AI検索」にしてみるとどうなるのか。
これまでのWebサイトでの課題、導入の理由、導入後の効果につきまして、
実際に導入を担当された、神戸市の広報戦略担当者様にご登壇いただきました。
今回はオンライン開催ではなく、会場開催としましたが、お忙しい中、
皆さまにご来場いただけましたこと大変嬉しく思っております。
ありがとうございました。
質疑応答も盛り上がり、AI検索への関心の高さを感じることができる
セミナーとなりました。
【ご参加者の声】
- ●HP担当ではあるがサイト内検索について十分に手をつけられていない現状な為、非常に参考になりました。
- ●AI検索について、さらに知見向上させていきたいと思っています。
- ●セミナーの時期、それぞれのセッションの内容中身共に大変興味深く聴くことができました。
- ●無料のGoogle検索の利用が自治体は多く予算化提案が不足していると感じています。
ヒントは得られましたので、今後課題を感じる自治体がいれば提案してみます。
【第一部】 「神戸市が公式サイトにAI検索を導入した理由、導入後の成果と課題」
神戸市市長室広報戦略部 HP監理官
金田 侑士 氏
前半の金田様の講演では、神戸市の抱える課題と、これまで~これからの取り組みについてお話しいただきました。サイトリニューアルで「AI検索」を選定された理由として、3万ページ超となる神戸市管理の複数Webサイトそのものを大きく改変するよりも、AI検索『Cogmo Search(コグモ・サーチ)』を活用して、市民が得たい情報に届きやすくすることを判断されました。
また、その導入効果としては、検索後のサイト離脱率の低下と、FAQページ(よくあるお困りごとに対して回答を記載してあるもの)の閲覧が増えていることを上げられました。また、これまでは1つ1つのサイトで独立した検索だったところ、複数Webサイトを横断検索可能になったこと、単語検索だけでなく文章検索可能になったことで、情報到達率を向上させる大きな足掛かりとなったことをご説明いただきました。
今後の取り組みも含め、神戸市様Webサイトの進化が楽しみとなる講演でした。
【第二部】「AI検索とモダン検索がもたらす顧客対応力向上」
取締役 CTO 人工知能・コグニティブソリューション担当
西原 中也
後半は、講師が実際に困った検索事例の体験談から始まり、既存のサイト内検索についてどこが課題なのか、AI検索に代えた際の違いについてご説明いたしました。
検索の機能についてはなかなか目を向けないご担当者が多いですが、実際のユーザはかなり検索を使っていること。そしてユーザに検索の仕方やリテラシーを要求している場合が多く、いかにユーザ負担をなくすか、いかに最適な検索結果をご提供するか、きちんと考察する必要があること、さらには「検索窓」という概念をなくして、チャットUIを活用した新たな検索体験とその効果についてお伝えしました。
また、当日のご参加特典として、「検索改善チェックシート(解説付)」をお渡しいたしました。
皆さまのWebサイトやそれに纏わるご提案に、AI検索が選ばれるようになりますと幸いです。