『Cogmo Blog(コグモ・ブログ)』:企業のAI導入・運用を行う中の人のホンネ

使われ続けるチャットボットは回答精度を高められるもの

作成者: |2019年8月17日

Cogmoチームでセールス&マーケティングを担っている星です。

チャットボットサービスを選ばれる時、何を一番重要視していますか?

A. 導入と設定が簡単
B. 回答の正確さ
C. 運用負荷がかからない

チャットボットサービスをご提供しながら、様々なチャットボットサービスのお話しを伺う機会も多いです。

現状の人手が足りず、すぐにチャットボット導入をすすめたいご担当者様にとって、A.導入と設定が簡単、というのは非常に魅力的ですね。また、初期設定した後はずっと放っておけるC.運用負荷がかからない、ものも候補に残るのではないかと思います。

ただ、チャットボットを使うユーザの目線で考えたとき、A.とC.はどれほど関係するでしょうか?ユーザにとっては、急いで回答が欲しく問合せたチャットボットから、いつでも正確な答えが返されることは一番重要です。信頼のおけるチャットボットなら恒常的に使い続けることも考えられます。逆に、聞き方を変えても正確な答えを出せない、似たような応答から探し続けなければならない、となると、その後に使用しなくなります。

チャットボットサービスを選ぶ際、導入や運用が楽なもの、という提供側の都合ではなく、利用者側の気持ちを最優先で考えることが大切です。

「使えるチャットボット」は、例え誤答しても、それを抽出できて正答を返せるように簡単にチューニングできるもの、また、想定していなかった質問の回答を拾ってすぐに回答を用意できるもの、が利用され続けるチャットボット、育てられるチャットボットとして評価されています。
B.回答の正確さ、を備えたサービスが最終的に選ばれている傾向です。

本当に使えるチャットボット(正確であること)をユーザに提供するには、「AIであること」「要件の足りない場合に聞き返しができること」は最低限の条件として検討していきましょう。

その他、チャットボットの機能以前に導入の目的や自社での課題策定も大切ですね。それに関しては下記にて詳細をご紹介しております。

チャットボット選定の大事な視点