2017年3月29日
株式会社アイアクト
AI・コグニティブソリューションの株式会社アイアクトは、2017年1月~3月において「AIに関しての意識調査」を実施いたしました。
調査名:「AIに関しての意識調査」
調査日:2017年1月20日、2月28日、3月21日の3日間
調査対象:アイアクト主催セミナー参加・アンケート回収者(n=138)
設問項目:全16問
<調査結果トピックス>
●15%以上の企業が「AI導入予算」を見込む。
既にAI導入に対して予算化している企業が15%以上、500万円以内の予算を見込んでいる企業が約4割。
●チャットボット、「気を遣わずに問い合わせできる」が圧倒的。
問い合わせる必要が生じた際、時間の制約がないチャットボットサービスが使いやすいという結果に。
●チャットボット経験と興味の差
チャットボット利用経験層はチャットボットに高い興味を持っている割合が多く、エンゲージメント形成よりも的確な回答を得られる実用性が重要視されている。
セミナーでは、企業規模、事業内容を問わず「AI」を次に取り組む「システム」と捉え、取り組んでいる企業様が2-3割はいらっしゃいました。同じように、アンケート結果では、6割を超える方が業務での普及は2年以内、数年内に自社導入するのが4割程度となっています。
メディアでAIはバズワード化し、シンギュラリティなどの未来論、超大企業の事例、あるいは、実態が不明瞭な「やってみた」「やっていきます」というリリースなど、多くの人にとって自分ゴト化できないようなものが多いなか、きちんと状況を見極められながら、向こう1-2年内プロジェクトとして企業内では取組がスタートしているようです。
2017年はAIの実績・事例が多くでる年と言われたりしますが、WatsonやAIの導入支援、サービス提供を行っている私たち現場の感覚からも、また、このアンケート結果からもその通りの年になってくると考えます。
人工知能・コグニティブソリューション担当
西原中也
※西原へのご相談・ご依頼は
pr【@】iact.co.jpまで。
「ある程度知っている」が7割強という結果。AIへの認知度が高まっていることと、単なる情報収集から次のフェーズへ移行段階がうかがえます。
AIの回答、人間の回答、に比べ「どちらも場合による」という意見が85%と大半を占める結果に。
AIが仕事や家庭に普及する期間について、「業務」への普及は1年が31%、2年が34%なのに対し、「家庭」は3年以上が61%という回答。身近な生活への影響よりも業務への普及や影響が先と考えていらっしゃる方が多いようです。
身近なところでもAIについて話題になるという方が半数以上。信頼のおける人とのコミュニケーションや情報の中から会話がなされることで、ますますAIへの意識が変わっていくのかも知れません。
「思う」と考える方が88%。仕事における生産性の向上やコスト削減など、AI導入の際のイメージが反映されている結果といえるでしょう。
「思わない」が69%という結果に。AIを上手にシステムとして組み込んでいく想定をされている方も少なくないようです。
すでにAIを導入検討中の企業が15%となり、今後1年~3年の期間を設けての希望をあわせると40%強という結果に。
約30%の方がAIに関する人員を確保していることが判明。取り組みが本格化している企業も多いことがわかりました。
人員に続きこちらも、30%の方がAIに関する予算を見込んでいる、との結果になりました。
500万以内、1,000万以内、3,000万以内、がそれぞれ約10%となり、取り組み内容による価格レンジは企業によって様々ということがわかりました。
マーケティング業務に適用したい方が圧倒的に多い結果に。続いて、営業、製造、販売、人事、物流、と様々な業務への適用が見込まれています。その他の業務として回答も複数ありましたので以下に抜粋しました。
・会計業務
・コールセンター
・教育
・放送字幕
・農業
・イントラネットにある情報の検索補助
・カスタマーサービス支援
・システム保守
「生産性向上」という意見が最多、次に「コスト削減」という回答が多い結果になりました。
国内での事例がまだ少ないAIについての情報は、インターネットで入手される方が多いようです。その次にセミナーやイベント、という回答が多い結果に。
「Watson」と「ディープラーニング」が同票最多。その他の記述では「Siri」という回答もありました。
・業務の効率化によって残業時間を減らすことなどが可能になるのではないかと思いました。
・音声認識精度が上がると期待感UP!
・知識ツリーがBlackBoxになりやすいので、WEXなどで見える化できるのは良いですね
・実装、組込、ファーム化
・第二世代AIブームの際にもシステムを評価した事があるが、まるで使い物とならなかった。特に暗黙知を形式知にする過程において、そもそも専門家も体系だった頭の整理が行われなかったために電子化するに至らなかった。第三世代はこの部分をどの程度、これまでの蓄積データで置き換えるのか多少疑問は残るものの、ハード部分は確実に進化しており期待したいところである。
・サイトやDM、メール広告内で表示する宣材や商品とターゲット(広告配信先)のマッチングなどで活用
調査名 : 「AI」に関しての意識調査
調査対象 : アイアクト主催セミナー参加・アンケート回収者(n=138)
調査日 : 2017年1月20日、2月28日、3月21日
設問項目<16問>
1・AIについてどのようなものか知っていますか?
2・AIの回答と人間の回答どちらが信用できますか?
3・AIが業務に普及するまであと何年かかると思いますか?
4・AIが家庭に普及するまであと何年かかると思いますか?
5・家族や友人とAIについての話題が出ますか?
6・自分の仕事がAIで楽になると思いますか?
7・自分の仕事がAIに取って代わると思いますか?
8・いつごろ自社にAIを導入したいと考えていますか?
9・現在、自社にAIに関する人員がいますか?
10・AIに関する予算を見込んでいますか?
11・予算を見込んでいる場合その額はいくら程度を想定していますか?
12・(AIを)どのような業務に適用したいと考えていますか?(複数選択可)
13・AIで実現しようとしているのは?(複数選択可)
14・どのような方法でAIについて情報を得ていますか?(複数選択可)
15・AIで想起する製品やキーワードはなんですか?(複数選択可)
16・AIについて期待することがありましたらご自由にご記入ください。
アイアクトでは、「何に適応できるのか」「どんな効果があるのか」
「どれくらいの開発期間がいるのか」
「どれくらい費用がかかるのか」など、どうしていいかわからない、
WatsonやAIの導入をご支援しております。
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